日本百名山として新潟県外の登山者からも人気の高い越後駒ヶ岳。
今回は日本百名山制覇を目指す方などに向けて新潟県在住でいろいろな山に登っている私が越後駒ヶ岳の最短ルート、アクセス、宿泊施設などのモデルプランを徹底解説します。
越後駒ヶ岳の基本情報
- 所在 新潟県魚沼市、南魚沼市
- 標高 2002.7m
- 日本百名山
- 難易度 ★★★★☆
- 見晴し ★★★★★
- 山頂手前に避難小屋「駒の小屋」あり。宿泊予約は不可。
詳しくは実際に私が登った越後駒ヶ岳の記事を参考にしてみてください。
※この山は以下の「山と高原地図」に収録されています。
※地図を持たない登山は危険です。必ず携帯しましょう。
おすすめは枝折峠コース
枝折峠からのコースタイム
越後駒ヶ岳の最短ルートは枝折峠(しおりとうげ)からのルートです。
駒の湯からのルートもほぼ同じ時間だが、こちらは鎖場もある健脚者向け。
今回は越後駒ヶ岳を無難に攻略するため登山者も多く安全で雲海も楽しめる枝折峠コースで考えます。
枝折峠コースの標準コースタイムは、
上り/6時間30分 下り/4時間40分 計/約11時間
とのことだが情報が古いようで現在は木道など登山道も整備され実際は短縮できることが多い。
私はソロで山頂や小屋でもほとんど休憩を取らずサクサク歩いて往復7時間ほどだった。
だが油断は禁物。天気や体調の変化などトラブルも考慮して10時間程度はかかるものとして計画したい。
以上のことから日帰りなら遅くても朝の8時か9時が目処だ。
人によって当然ペースが違うのでヘッドライトは必須。
緊急時の食料等も必ず持参すること。
枝折峠登山口について
そして枝折峠登山口について。枝折峠に停められる車の台数は、約50台。
「満車の場合は退避スペースに駐車」と魚沼市の観光サイトにあるので、ある程度それも認められているようだが、越後駒ヶ岳の人気を考えるとこの台数は決して多くはない。
厄介なのは枝折峠が雲海のビューポイントとして知られていること。
日の出から8時くらいの間が雲海が現れる可能性が高く、登山開始の時間と重なってしまう。
かなり混み合う駐車場と思っておいたほうがいい。
枝折峠へのアクセスとモデルプラン
枝折峠へは基本的に車でアクセスすることになる。
調べたところ現在はバスは運行していないようだ。
モデルプラン① 枝折峠車中泊→日帰り登山
前述の通り枝折峠の駐車場は混雑が予想される。
当ブログの越後駒ヶ岳の山行記録からわかるように9月の平日晴天の日朝7時で残りは10台ほどだった。
週末の晴れた日は前夜から車中泊しないとかなり厳しい状況と思われる。(車中泊でもあやしい)
よって、週末に自家用車でアクセスするなら前夜からの車中泊推奨。
モデルプラン② 新幹線JR浦佐駅→タクシー→日帰り登山→銀山平温泉宿泊
実は首都圏からなら一泊二日で越後駒ヶ岳登山から温泉旅館に宿泊まで楽しめる。
まず首都圏から新幹線を利用する場合の最寄り駅はJR浦佐駅。
浦佐駅に着いたら枝折峠の駐車場の心配のないタクシーがおすすめ。
東京からの始発に乗ると2022年のダイヤで浦佐駅到着は7:35。
浦佐駅から枝折峠まで1時間弱なので9:00頃には登山をスタートできそう。
ヘッドライト等しっかり緊急時の装備をしておけば日帰りもできそうだ。
そして銀山平温泉に下山して温泉で一泊。
翌日は少し観光しつつ浦佐駅から帰路へ。
これが最高のプランかもしれない。
銀山平温泉はいくつかの宿があり、奥只見山荘や湖山荘などの宿泊施設が下記サイトの一部から予約できる。
ハイシーズンは満室になることもあるので早めの予約がおすすめです。
なお枝折峠から登り、銀山平温泉へ下山する標準タイムは、
上り/6時間30分 下り/5時間30分 計/約12時間00分
前述の通り、時間は短縮できる可能性が高い。
ヤマレコ等を見ると下山は4時間〜4時間半程度の人が多いようだ。
枝折峠からのピストンとそれほど大きく変わらない。
モデルプラン③ 新潟空港→JR浦佐駅周辺宿泊→タクシー→日帰り登山→銀山平温泉宿泊
新幹線でも新潟にアクセスできない超遠方の人は最寄り新潟空港からスタートとなるので日程に2泊3日は必要。
新潟空港に一番早い便で来ても枝折峠までレンタカーで2時間はかかるので日帰りはなかなか難しそう。
レンタカーで枝折峠まで行って車中泊して日帰りという手もあるがなれないレンタカーで車中泊は少しハード。
おすすめは新潟空港からバスと新幹線を乗り継いで浦佐駅か越後湯沢駅周辺に一泊して翌日タクシーで枝折峠に向かうのが良さそう。
枝折峠へは浦佐駅のほうが近いが越後湯沢駅周辺は温泉も有名で栄えているのでそっちのほうがいいかもしれない。
越後湯沢駅内には新潟のおいしい日本酒の飲み比べができるぽんしゅ館もある。
ただ登山前日の飲み過ぎには注意。
登山後の下山についてはモデルプラン②と同様に銀山平温泉に下山するのがおすすめ。
越後湯沢温泉や銀山平温泉の宿は旅行サイトから予約できる。
まとめ
下山後に温泉を楽しめるのがうれしい越後駒ヶ岳の紹介でした。
新潟県在住。登山歴約10年の30代男性。地域コンプリート型登山家として新潟の山を制覇します。
たまにキャンパー。
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