初めての登山はわからないことだらけ。。。
どんな格好?
持ち物は?
今回は登山歴10年以上で初心者と登山経験もあるの私が初めて登山に挑戦する方向けに必要な持ち物と装備をまとめてみたいと思います!
これだけ読めば初めての登山の準備はバッチリです!!
必ず用意すべき3つのアイテム
登山には三種の神器と言われるものがあります。
- 登山靴(トレッキングシューズ)
- ザック
- レインウェア(雨具)
この3つは登山の基本として必ず必要と言われています。
初めての山を登る前に必ず用意しておきましょう。
登山靴(トレッキングシューズ)
登山靴は一般的な靴に比べて底が厚く固い作りとなっています。
登山道は当然平らな地面は少なく、岩や石、太い木の根などの上を歩くこともしょっちゅうです。登山靴はそういった地面で滑りにくく、歩きやすいように作られています。
特に地面が濡れている時などは登山靴でないと滑りやすく危険と言えます。
よく整備された低山などはスニーカーや長靴などで歩いているシニアの方などよくいますが、よほど条件がよく歩き慣れた山でもない限りは登山靴を使用しましょう。
また登山靴を買って履くと俄然やる気が湧いてきます。
健康のためやダイエットなど登山を始める目的は人それぞれですが、今後継続して登山を楽しむためにもまず買っておくのがおすすめです。
本格的に登山を始めようと思っている方は以下の記事で登山靴の選び方について徹底的に解説しています。
>【道具の基本】初めての登山靴(トレッキングシューズ)の選び方|初心者向け人気ブランドも紹介
ザック
そして登山は手ぶらでできないので必ずザックが必要になります。数時間の登山や経験者と一緒なら手持ちのリュックサックなどでも大丈夫かもしれません。
登山用ザックの一般的なリュックサックとの大きな違いは重いものを長時間担ぐ前提で作られていることだと思います。
一番重要なのはウエストベルト。
個人的にはウエストベルトのないザックではとても山は歩けません。
初めに買うべきザックの大きさ(サイズ)については別記事で書いていますのでよろしければ参考にしてみてください。
今後も登山を続けるつもりの方には35リットル程度の大きさのザックをおすすめしています。
ザックの選び方は以下の記事で詳しく解説しています。
>【道具の基本】初めての登山用ザックの選び方|初心者におすすめのサイズなど徹底解説!
レインウェア
雨が降らない予報でもレインウェアは登山において必須と言えます。
気温は100m標高が上がるごとに0.6度下がると言われますので、山は平地より気温が低いです。
いくら登山口でTシャツ一枚でいられるような気温でも防寒具を持たずに山を登るのは死を意味すると思ってください。
レインウェアには雨を防ぐ以外にも防寒や風をしのぐためのものとしても使えますので必ず持っていきましょう。
山頂に着いて休憩するときには必ず寒く感じる瞬間が来ます。
レインウェアについては選び方を詳しく解説した記事があります。
>【道具の基本】初めてのレインウェアの選び方|初心者向け人気ブランドも紹介
そのほかにも必須なもの
登山における三種の神器以外にも必須な道具はあります。
ヘッドライト
三種の神器とよく同等に必要と言われるのがヘッドライトです。
日中のみの登山の予定でもヘッドライトや懐中電灯などライト類は必ず持っていきましょう。
特に午後からの登山など怪我などで足止めを食らったときにすぐに暗くなってしまいます。
最近では緊急用という意味ではスマホのライト機能でもある程度代替できるといえなくもないですが、少なくとも代表者一人だけでも持っていくべきだと思います。
タオル
タオルは必ず持っていきましょう。
汗を拭くことはもちろん、非常時の怪我の手当などにも役立ちます。
私は首にかけて縛れるようなロングタオルが好きです。
水、飲み物
登山で水(飲み物)は最も重要といえる持ち物です。
水の量は一般的に下記計算式を使用することが多いです。
(体重kg +ザックkg) × 行動時間 × 5 = 水の量ml
体重65kgの人が5kgのザックを背負って2時間歩く場合の水の量は
(65 + 5) × 2 × 5 = 700ml ということになります。
ペットボトルで持っていけばいいかと思いますが、歩きながら飲めるハイドレーションパックもあります。
なお、水はいろはすなどのつぶせるタイプのペットボトルがおすすめです。
私は箱で買っています。災害時のストックにもなるので便利です。
食料(非常食)
山頂で食事をする場合はもちろんですが、午前中に登山を終える予定でも必ず食料は持っていきましょう。
登山では途中で足を痛めて歩けなくなったりということもありえます。
そういったときのためにカロリーメイトなどカロリーが多いものを非常食として携帯して置くといいでしょう。
単独登山の場合はなおさら必須のものとなります。
行動食は他にも以下の記事で紹介しています。
>【登山】おすすめの行動食を紹介!タンパク質や糖質を効率よく摂取しよう!
スマートフォンとモバイルバッテリー
山でも初心者が登るような低い山では電波が入るところは意外にもあります。
緊急時の連絡手段、登山ルートの確認、地図の保存、GPSで自分の場所を特定、などスマホは登山でも強い味方となります。
電波が弱いとバッテリーの減りが早くなるので気をつけましょう。
モバイルバッテリーも最近では軽量のものも多く大いに役に立ちます。
私はなんだかんだで4つのモバイルバッテリーを持っています(笑)
登山地図
登る山の経験が豊富な同行者がいる場合を除いて何かしらの地図は持っていきましょう。
ネットで調べたものをスクリーンショットしたり、オフラインで見られる登山地図アプリなど、スマホで持ち歩く方法もあります。
薬類
持病のある方は必ず持っていきましょう。
私はかさばらないように必要な薬を1〜2錠ずつカードケースに入れて持ち歩いています。
また怪我をしたときなどのためにファーストエイドキットを持っていると安心です。
あると便利なもの
サングラス
山頂に雪が残っている山の晴れた日はかなり眩しいです。
初めての登山ではそもそも雪が残っているような山には登らないことをおすすめしますが、雪がなくても眩しいことはあるのでサングラスはあると便利です。
アウトドアチェア
山頂で食事をする場合などは折りたたみ椅子を持っていくと便利です。
ダイソーでも軽いものが売っていますのでザックの中に余裕がある場合はぜひ。
トレッキンググローブ
手袋は必須ではありませんが、歩くときに木を掴んだり、また転んで手をついたりするのであると何かと便利です。
丁度いいものがないときは軍手でも十分役に立ちます。
トレッキングポール
トレッキングポールはいわゆるストックや杖のようなものです。
うまく使うことで手をつきにくい場所などでもバランスをとって歩きやすくなります。
また、足にかかるはずの体重を手にも分散させるようなかたちになりますので疲れにくくなります。
私は長時間の登山になるような場合によく使います。
トレッキングポールについては以下の記事で詳しく解説しています。
>【道具の基本】初めてのトレッキングポールの選び方|初心者向け人気ブランドも紹介
帽子
猛暑や特に日差しが強い日だと帽子はとても役に立ちます。
登山ファッションの一部としても帽子はいいですね。
またタオルを頭に巻くなんて方法もあります。
登山に最適な服装
では服装について考えていきたいと思います。
初登山にはどんな服装で行くのが良いのでしょうか。
上半身の装備
上半身は暖かい日なら通気性のいいTシャツなどがおすすめです。
襟付きシャツの場合は必ず登山・アウトドア用のものにしましょう。
また登山道の狭くなっている箇所では草木が直接腕に擦れたりすることがありますので基本的には長袖がおすすめです。
それとレインウェアや時期によってはダウンジャケットなど寒さをしのげる防寒具は必ず持っていきましょう。
下半身の装備
下半身についてはロングパンツ、スパッツ+ショートパンツ(or登山用スカート)などの選択肢があります。好みに合わせて選びましょう。
ロングパンツ
最もオーソドックスなのがロングパンツです。
登山用のものは生地がしっかりしていて破れにくくできています。
タイツ+ショートパンツ
近年多いのがこのタイツスタイルですね。
私もこのスタイルで登山を楽しんでいます。
おしゃれな感じでいいですね。
スパッツ+登山用スカート
スパッツと登山用スカートの組み合わせもおしゃれです。
若い女性はこのスタイルが多いですね。
逆におすすめできないのはデニム生地やチノパンなどです。
これらは汗を吸って重くなり乾きにくい、またタイトなものだと関節を曲げづらいので避けましょう。
足の装備
靴下
靴下は登山用のものでなくても行けなくもないですが、登山用のものが理想です。
よくある登山中のトラブルとして足先が擦れたりして歩けなくなるということがあります。登山用のものは厚手に作られていて足を痛めにくく、マメができにくかったりします。
登山用でない靴下を使用する場合は短すぎるものは避け、なるべく厚手のものを選びましょう。
特に女性に必要な持ち物
ここからは男性ももちろんですが特に女性に必要な持ち物について考えてみたいと思います。
日焼け止め
日焼けしたくない人は日焼け止めは登山では必須といえます。
登山は特に標高の高い日当たりの山はとても良く焼けます。
スプレーの方が手軽に使用できますがクリームタイプの方が一般的に効果が高いようですね。
虫除けスプレー
虫除けスプレーも登山では大いに役に立ちます。
登山でも結構持っている人は多いですね。
液体で重量があるので登山ではなるべく少量のものがおすすめですね。
携帯トイレ
トイレのない山では特に携帯トイレを持っていると役に立つことがあります。
特に女性は気軽に用を足せないのであると安心ですね。
このような凝固剤入りで持ち帰り用の袋がついているものがおすすめです。
トイレ目隠し用ポンチョ
そして女性は携帯トイレとセットで持ちたいのが目隠し用のポンチョです。
重量も軽いのでぜひ持っておきたいですね。
汗拭きシート
手軽に使用できる汗ふきシートもぜひ持っていきたいです。
登山中の仕様はもちろんですが、登山後に同行者と車で移動することも多いかと思いますので密集する車内では汗の匂いが気になるので持っている人が多いですね。
個人的に汗ふきシートは重くならないよう枚数は少なく、大判で全身が拭ける厚手のものがおすすめです。
紙石鹸
じつはめちゃくちゃ役に立つのが紙石鹸。
軽量で小さいのでザックのポケットにでも入れっぱなしにしておけばOKです。
というか私生活でもなにかと役に立ちます。
初めての登山なら道具をレンタルするのもアリ
登山道具には実はレンタルする事もできます。
それがやまどうぐレンタル屋
です。
- 初めての登山で今後続けるかはやってみないとわからない!
- いきなり数万円のザックやシューズを揃えるのは無理!
- とりあえず1回登山に行く道具があればいい!
なんて人にはレンタルがおすすめですね。
画像のように必要な3点セットだったりストックやヘッドランプを含めた初心者セットなどいろいろな選択肢があるのも嬉しいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これらのものを持っていけばとりあえず安心かなと思います。
初心者の山の選び方と初心者におすすめの山は下記記事を参考にどうぞ。
新潟県在住。登山歴約10年の30代男性。地域コンプリート型登山家として新潟の山を制覇します。
たまにキャンパー。
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