みなさん登山の途中には何を食べますか?
行動食にはエネルギーを補強するという重要な役割があります。
今回は登山の途中に食べる行動食についてご紹介したいと思います。
行動食とは
行動食とは基本的に登山で使われる言葉で、登山中の休憩時や歩いている途中などに食べる食事を言います。
調理することが不要でかんたんに食べられるもののことを言います。
行動食の条件
上記を踏まえて理想の行動食の条件は
- 手軽に食べられる
- 軽い
- 必要なエネルギーが補給できる
- 保存が効く
ということになりますが、軽さや保存性などはそれぞれの登山スタイルや好みによりますので『重くて栄養価が低くてもこれが食べたい!』ってのもアリだと思います。
行動食の栄養素
ここでダイエット中の方に朗報です。
『山登りABC もっと登れる山の食糧計画』という本でこんな一文を見つけました。
糖質が多く含まれる食品を中心に、自分の好きなものを選べば問題ありません。
山登りABC もっと登れる山の食糧計画
近年糖質を控えるダイエットが人気ですが行動食についてはタンパク質や糖質などを積極的に取る必要があります。
つまり山は唯一正当な理由を持って甘いものが食べられる場所なのです。
おすすめの行動食
それではおすすめの行動食を紹介していきます。
チョコ、クッキーなどのお菓子
チョコやクッキーなどは糖質が高く持ち運びもしやすく、そしてなによりおいしいので代表的な行動食です。
メリットは
軽い、日持ちする、持ち運びしやすい、手を汚さずに食べられるところです。
デメリットは少しかさばるところでしょうか。
ここで携行性などを考慮して私のオススメのお菓子をいくつかご紹介します。
チョコレートバー
脂質と糖質の多いチョコレートバーは行動食にはぴったりです。
真夏の低山などでは溶ける恐れがあるので注意が必要です。
パイの実
小袋に分かれているタイプのパイの実もおすすめです。
チョコが内側にあるので溶けても問題ないところもいいですね。
カステラ
脂質、糖質、タンパク質がバランス良く、卵に含まれる必須アミノ酸を効率的に摂れるカステラもおすすめです。
スポーツようかん
糖質が多く、塩分も摂取できるようかんも実は登山では割と定番の行動食です。
最近ではスティックタイプのものが販売されていて手を汚さずに食べられます。
クッキー
クッキーで最近ハマっているのがこのソルティです。
小分けになっていますし塩分も摂れます。
おにぎり
おにぎりは満腹感があり持ち運びしやすい、家で作れば安価、コンビニでも手に入るなど便利な行動食です。
デメリットは重いのと日持ちしないことです。
ナッツ類
高カロリーの代名詞でもあるナッツももちろん行動食にぴったりです。
日持ちするし、携行もしやすく特にデメリットがない最強の一品ですね。
登山する人は自分好みのナッツをボトルに入れて持ち歩く人も多いです。
梅干し
梅干しは熱中症予防に効果があります。
また梅干しに含まれるクエン酸も大きなエネルギー源となります。
携行しやすく日持ちする点もいいですね。
ドライフルーツ
ドライフルーツはエネルギー源の即効性が高い糖質を多く摂れます。
すこし重さはありますが持ち運びしやすく、日持ちします。
ナッツと混ぜてボトルに詰めて携行するのもおすすめです。
柿ピー
柿の種とピーナッツが一緒になった柿ピーは栄養素、持ち運び、重さの点でメリットが多く行動食の定番ですが、個人的には辛いものは水分を余計に欲するのであんまりと言った感じです。
パン
惣菜パンはあまり日持ちがしないのでおすすめできないがその他のパンは栄養素、重量の点で評価できる。
パンは片手で食べられるのも便利だし、最近ではパスコのロングライフブレッドや山崎パンのテイスティロングなど賞味期限が一ヶ月ほどの商品も販売されています。
フルーツ
果物類は糖分やビタミンなの栄養素は豊富だが、重くて日持ちしない、ものによっては皮などのゴミが出るなどデメリットも多い。
短い時間の登山におすすめ。
カロリーメイト
カロリーメイトは持ち運びしやすく日持ちするのでおすすめです。
非常食としての役割をもたせてあげる事もできます。
私は常に食べる予定のないカロリーメイトを非常食として持ち歩いています。
ゼリー飲料
短時間でエネルギー補給できるゼリー飲料も行動食の定番ですね。
重いのが難点ですので早い段階で飲むのがおすすめ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
数多い行動食をいろいろとピックアップしてみました。
行動食に迷ったときのアイデアのひとつとなれば幸いです。
新潟県在住。登山歴約10年の30代男性。地域コンプリート型登山家として新潟の山を制覇します。
たまにキャンパー。
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