初めての登山ってどうやって始めるの?
そんな疑問にお答えする登山を始めるための手順をご紹介します!
ひとりでも安全に登山が楽しめるよう登山の基本について考えてみましょう。
誰にもわかりやすいよう6つのステップにそって説明していきます!
【ステップ1】登る山を決めよう
まずは登る山を決めましょう!
登る山によって必要な登山装備も決まってきます。
新潟には初心者にも登りやすい山がたくさんあります。
>>【新潟登山】初心者におすすめの山ランキング!低難易度で人気の山15選|新潟の山らて
とりあえず新潟市なら角田山(稲島コース)、弥彦山(表参道コース)、菩提寺山(石油の里コース)あたり、中越地区ならは坂戸山(薬師尾根コース)や鋸山(花立峠コース)あたりが登山道が整備されていて他の登山者も多いのでおすすめです。
【ステップ2】計画を立てよう
それでは登る山が決まったら計画を立てます。
登山に適した条件
初めての登山の人は安全第一でこれらの条件で登るのがいいでしょう。
- 晴れた日に登る
- 寒すぎず暑すぎない時期に登る
- 日の出後の午前中に登る
- 整備された登山ルートを登る
- 登山者の多いルートを登る
登山に適さない条件
逆に下記の条件は危険度の高い上級者向けと言えます。
- 雨、雪など天気が悪い
- 寒すぎる(→低体温症の恐れ)、暑すぎる(→熱中症の恐れ)
- 夕暮れに登る(→日が暮れて暗くなる恐れ)
- 整備されていないルートを登る(→滑落などで怪我の恐れ)
- 登山者が少ないルートを登る(→遭難しても見つけられない恐れ)
おすすめの登山コースの選び方
登山が初めての人は基本的に下記ランキング記事にある山から選ぶことをおすすめします。
新潟県内の登山道がしっかりと整備されていて登山者の多い体力的にも安心なメジャーな山はほとんどカバーしてあるはずです。
そのうえで天気が良く、気温が15〜25℃くらいのときに登るのがベストでしょう。
>>【新潟登山】初心者におすすめの山ランキング!低難易度で人気の山15選|新潟の山らて
登山計画を立てるときの注意点
登山の計画を立てるとき当ブログやYAMAP、トレッキングマップなど様々なものを参考にするかと思いますが計画段階では必ず日が暮れる時間を意識して余裕を持った計画を立ててください。
初心者は特に日没の2時間前には下山できるよう計画するべきです。
17時が日没なら遅くても15時には下山する計画を立てるイメージです。
【ステップ3】道具を揃えよう
それでは次に登山道具を準備しましょう!
ここでは「ステップ1」と「ステップ2」で挙げた初心者にも登りやすい整備された山を安全な時期と時間に登る前提で登山道具について考えます。
まず登山道具では登山靴、ザック、レインウェア(雨具)が三種の神器と言われています。
付き合いで登る角田山や弥彦山の一回きりならスニーカーと登山用でない持っているリュックでもなんとかなりますが、これから登山を続けたいと思っているならこれらの3つは揃えておくのがいいと思います。
特に登山靴とザックは登山用に揃えておくと俄然やる気が湧いてきます!
初めての登山の装備については下記の記事で説明していますので参考にしてみてください。
>>【初登山・超初心者向け】日帰り登山で最低限必要な持ち物・装備、女性用装備も!
>【道具の基本】初めての登山靴(トレッキングシューズ)の選び方|初心者向け人気ブランドも紹介
>【道具の基本】初めての登山用ザックの選び方|初心者におすすめのサイズなど徹底解説!
>【道具の基本】初めてのレインウェアの選び方|初心者向け人気ブランドも紹介
おすすめのザック
ザックについては実際に私も使用しているミレーのクンブ30は初めてのザックとしてもおすすめです。
>>【レビュー】ミレー/クンブ30 軽量でコスパ最強の登山ザック!初心者/日帰り登山におすすめ!
【ステップ4】服装を決めよう
次に服装について考えます。
引き続き初心者にも登りやすい整備された山を安全な時期と時間に登る前提で話を進めます。
服装選びのポイント
- 綿(コットン)生地は避け、乾きやすいものを選ぶ
- 暑さ寒さを調整できるようアンダーウェア、シャツなどを重ね着する。
- 基本的には長袖、長ズボン(またはトレーニングスパッツ)
- 休憩中に寒くなることもあるのでフリース、ダウンジャケットなどの防寒具も持っていく
- 靴下は登山用のものがおすすめ
- 暑い時期は帽子は必須
服装についても下記の記事を参考にしてみてください。
>>【初登山・超初心者向け】日帰り登山で最低限必要な持ち物・装備、女性用装備も!
【ステップ5】基本の歩き方、技術、マナーを知ろう
次に登山をするときの基本についてです。
歩き方の基本
登山の歩き方には疲れないコツというものがあります。
- ゆっくりでいいので一定のペースで登る
- 身体をまっすぐにしてゆっくりと登る
- 小さく細かい歩幅で歩く
- こまめに水分補給をする
これらを意識して歩きましょう。
登山でのマナー
・速い人には道を譲る
常に自分の前後を見ながら歩き、速い人には道を譲りましょう。
特にグループ登山で最後尾を歩く人は後ろから速い人が追いついてきていないか確認し仲間に声をかけて道を譲るよう促しましょう。
・すれ違うときは基本的に登り優先
登山ですれ違うときには下山中の人が足を止め、上りの人に道を譲るのが基本と言われています。
あくまで「基本的には」なので登りの人の側に立ち止まりやすいスペースがあったりする場合は上りの人が下りの人に道を譲ることもあります。
・挨拶は状況に応じて
登山中にすれ違うときよく「こんにちは」など挨拶をすることも多いですが、これは状況によってという感じでいいと思います。
私は基本的に目があったら挨拶をするようなイメージです。
たまに相手が疲れていて無視される(聞こえなかっただけ??)こともよくありますが全然気にしません。
・ゴミは持ち帰る
これは当然ですが山には基本的にゴミ箱はありませんのでゴミは自分で持ち帰りましょう。
カップラーメンのスープなどをそこらへんに捨てるのもNGです。
【ステップ6】登山をより楽しむ方法を知る
登山では+αでいろいろなものが楽しめますので紹介していきます。
絶景、インスタ映えを楽しむ
紅葉、花見、星空など街中ではなかなか見られないものが登山にはあります。
そんな絶景を目で見たり、写真に収めたりできれば疲れも吹き飛びます。
例えばこれは角田山の灯台コースで私が実際に撮影したもの。
20分ほど登ればこの景色に出会えます。
お次は星空。白馬大池山荘のテント場からテント泊した夜に撮影しました。
そして最後に上越のマッターホルンと呼ばれる大源太山の姿です。
新潟にこんな絶景があるってご存知でしたか?
普通にiphone7(古い…)で撮影した写真ですが撮影するには大源太山の裏側に回らなければならないので最低でも4時間程度は歩かなければなりません。
こんな絶景を楽しめるのも登山ならではですね!
登山後の温泉を楽しむ
登山後の温泉は登山を楽しむためのド定番のひとつですね。
疲れた身体を癒すには最高です。
>>【登山×温泉宿】新潟で温泉宿とセットで一緒に楽しめる山を紹介!
登山後のマッサージを楽しむ
登山後のマッサージもいいものです。
登山を頑張った自分へのご褒美として贅沢なひとときです。
下山後の食べ物を楽しむ
登山では山を登るために普段行かないような地域に行くこともよくあります。
そのご当地の食事やスイーツなど下山後に楽しめるのも魅力です。
山ごはんを楽しむ
登山の楽しみに「山ごはん」があります。
インスタで「山ごはん」を検索するとこんな感じ。
とてもテンションが上ります!
山で食べるカップラーメンやコーヒーは大げさでなく本当に美味しく感じます!
とりあえずバーナーとクッカーがあれば大抵の山ごはんは作ることができます。
健康、体力づくり、ダイエットになる
登山は体を動かすので健康に良いです。
登山というものは基本的に山頂を目指すのでスポーツジムやランニングなどに比べて最後までやり遂げたいという気持ちが湧いてくるものだと私は思っています。
山頂まで行かずに途中で引き返すのはなんとも気持ちの悪いものです。
ただ自分の体力や食料、天候などの条件から無理をすると命に関わる場合もあるのでそんなときは勇気を持って引き返しましょう。
観光、周辺の文化、小旅行を楽しむ
登山というものは当然「山」で行うものです。
つまりあまり栄えていない地域にあるものが多いです。
私は新潟市在住ですが、妙高、魚沼、村上など普通に生活してたらなかなか用事がないですが登山という目的ができることで立ち寄ることも多いです。
例えば新潟県の代表的な清津峡は飯士山や苗場山から比較的近いですね。
山小屋の雰囲気を楽しむ
いくつかのメジャーな山には人が常駐して宿泊できる「山小屋」というものがあります。
山小屋というのはなんとも独特な雰囲気があり私は大好きです。
混んでると地獄ですが笑
グッズの購入、おいしい食事、絶景を見ながらの軽食など楽しみはたくさんあります。
自然植物を楽しむ
登山では山でしかなかなか見られない植物というものがあります。
角田山や雷山など初心者でもかんたんな低山でも時季によって美しい花たちを見ることができます。
最後にひとこと
ここまで読めば初めての登山に挑戦できるかと思います。
ただなんだかんだで初めての登山ではそれなりにキツくて苦しい思いをするでしょう。
山頂に到着したときにはキツい上りがから開放されたという開放感と山頂に自分の足でたどり着いたという達成感で気分は高揚するかもしれませんが、下山して帰る頃には「疲れた」という感想しか残らなかったりします。
しかし登山を続けているとだんだんと体力がついてきて、最初は死ぬ思いで1時間登ったのにいつの間にか3時間登っても楽しさしかなくなったりします。
とりあえず最初は健康のため、ダイエットのためなどと割り切って続けてみるのをオススメします。
登山ではとにかく目標を立てるのがいいです。
「角田山を全コース登る!」「百名山に全部登る!」「憧れの山に登るために体力と技術を身につける!」などなど。
そんな登山を楽しめる人が増えるよう当ブログが力になれたらうれしいです。
新潟県在住。登山歴約10年の30代男性。地域コンプリート型登山家として新潟の山を制覇します。
たまにキャンパー。
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